ショパンエチュード

こんばんは。

登米市のあやピアノ教室です。

今日は暖かかったですが、風が強くて、花粉症の方にはちょっと辛い１日だったのではないでしょうか？

登米市内の学校では離任式が行われ、近くの小学校から、「蛍の光」がしばらく聴こえていました。

「蛍の光」

なんだか久しぶりに聴いたような気がします。

原曲は、スコットランド民謡「Auld　Lang　Syne」オールド・ラング・サイン

懐かしい友と再会を祝う歌だとか。

和訳とはちょっとイメージが違いますね。

さて、今日は４月から大学生になるNちゃんのレッスンがありました。

来月早々にはお引越しなので、しばらくお会いできなくなります(:_;)

Ｎちゃんに初めてお会いしたのは、まだ幼稚園の頃。

長く伸ばした髪が印象的な、とてもかわいらしい女の子でした。

音感がよく、弾いて聴かせると、すぐに覚えて弾いてしまう。

ポコアポコのグレードテストを受験すると、必ず審査員の先生方にお褒めをいただき、何度も賞をいただきました。

一見、のんびりと穏やかに見えて、ピアノの演奏には、毅然とした強さ、攻めの姿勢が見られ、そのギャップが非常に魅力的でした。

受験を控えた最後の発表会では、ショパンの幻想即興曲という大曲に挑戦し、その情熱的な演奏に会場の皆さんも感激してましたよね。

私もその一人でした。あの曲を弾いてくれたことが嬉しかった。

ありがとう、という気持ちでいっぱいになりました。

Nちゃんのお家は、同じ市内でもちょっと距離があるのですが、お休みもほとんどなく（すごいですね）、学校のテスト期間も関係なく、雨の日も雪の日も、がんばって通ってくれましたね(^^♪

Nちゃんが最後のレッスンに選んだのはショパンエチュード作品番号10-12

そう、革命のエチュードです！！

主に、左手のための練習曲です。アルペジオ、スケール、ユニゾンと難しい音型が次々と現れますね。

そこに有名なメロディーがのっかって、とてもかっこいい！

ショパンが、戦禍にある祖国ポーランドの家族や友人を思い、不安、怒り、恐れの感情をピアノにぶつけたのでは？という説もありますが、定かではないようです。

（ちなみに革命というタイトルはショパン自身がつけたものではありません。リストがつけたと言われていますね。作品１０はリストに献呈されています）

まだ譜読みの段階ですが、音符を口に出して読み、覚えるという作業を繰り返しやってみてねと話しました。

ワンフレーズごとに暗譜しながらパズルを組み立てるように、作り上げていきましょう。

どうか、大学の練習室で、学業の合間を見つけて弾いてくださいね！

大学の恩師が、私たちの仕事はただ技術を教えるだけではない、心を伝え、育てる仕事だとおっしゃっていました。

生徒さんにとって大切な幼児期から、毎週関わらせていただき、ご父兄の皆様と、その成長を見守らせていただける。

その事に感謝し、一回一回のレッスンを大切にしていかなければといつも思います。

Nちゃん、遠くから応援しています！

充実した、楽しい大学生活を送ってください！